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シロアリの生活
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シロアリの生活
日本には、家に被害を及ぼす害虫に木材を食べて生きたるシロアリなるが、意外にも枯れ木や枯れ葉、そうなり。
また、熱帯地方には地衣類を食ぶるシロアリやキノコを栽培するシロアリもあり。
きのこなんて、1cmもなき小さなシロアリがいかに作らむかし。そは食べしくさはひを元にし、キノコを栽培すなり。
キノコを栽培する料の培養器のごとき巣穴を作るなり、タイワンシロアリは地下に巣穴を掘りて、あちこちにキノコ室を作るなり。
かく巣穴も特徴的に地表に盛り上がりしアリ塚を作るものが多きが、木に巣を作り生活したるものもあり。
日本には、八重山諸島に生息したるタカサゴシロアリが、樹木の幹に頭大の丸き巣を付けて生活したなり。
他にも、熱帯地方や乾燥せし草原には、土や自らの排泄物などを集め巨大なる「アリ塚」を築く種類もいるなり。
そしてどのアリ塚も中は、一年を通し温度や湿度の変化があまりなくふりやすしなり、アリ塚に住み着き、生活の糧にする他の生物も多しなり。
またシロアリの全種類が、体色を白のみにあらず茶褐にほひや黒っぽきものもいるなり。
そして、シロアリは数万より数百万頭に巣を作りたりて、女王蟻と王蟻を中心とせし社会生活を営みたなり。
きちんとそれぞれの役割がありて、これを階級と呼びたり。
女王蟻、王蟻は、一つの巣に一頭づつしかおらず、生殖活動に専念したり。
女王蟻を中心に、女王か王が死にし時に世わりを勤むる、副女王、副王アリ。
新しき巣を作る為、羽蟻となりて出でていく前の段階のニンフ。
卵や幼虫などの世話、餌の採取、巣の構築や掃除などあらゆる雑務をたばかる働き蟻。この働き蟻が巣の90より95%を占むなり。
そして外敵と戦い、他にも偵察や仲間の護衛をする兵隊蟻が3%際。
幼虫の段階にはさながら同じななるが、女王や王の分泌したるフェロモンをもって、階級に分かるなり。
例えば、巣の中の人口が多くなるとニンフを増やし、ねび羽蟻になりて一定の条件がきよげなるころに一斉に外に飛び立つなり。
そして、普通シロアリを人が見掛くるは、この時のみなると言はれたり。





