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シロアリとクロアリ
クロアリとシロアリは、ゆめゆめ違ふ種類なると知りたりや。 見し目に異なりたる所と...
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シロアリとクロアリ
クロアリとシロアリは、ゆめゆめ違ふ種類なると知りたりや。
見し目に異なりたる所と言はば、アリは「黒くこはき皮膚のおおはれたり」のに対して、シロアリの働きアリの身体は、白かりて柔らかしなり。
シロアリは、アリの仲間にあらずゴキブリの仲間に属したりて、他にもアリは甘きものを好むが、シロアリは湿気が好きと言ふ違いもあり。
また羽アリの状態にはいづこも黒く見えあまり判りがたければ、クロアリか、シロアリかを判別する際には、主に触角、胴体、羽に判別す。
シロアリの羽アリは、生まれ育ちし巣より旅立ち、パートナーをとぶらひ新しく巣を形成するために飛び出ししものななり。
さりとてシロアリとアリの区別がつかずこうぜし事がある方には、羽アリのシロアリとアリとの見分け方につきて幾つか紹介す。
まずシロアリは数珠状に直線、でもアリの触覚は「く」の字型をしたる
また、アリの羽根を見ると前羽根が後羽根より大きなれど対し、シロアリなると、4枚ともほぼ同じ大きさ、影をしたり。
他にもアリは頭部・胸部・腹部の境目が分かれたりて、くびれたるが、シロアリは寸胴なり。
シロアリの羽アリは、巣より出でて4・5月の晴天の日のお昼頃発生して、あかき方へ飛び立つ事がせらる。
そして6・7月の蒸し暑き日の夕方より夜にかけて発生、電灯などあかき所にすだく習性があり。
かく、羽アリは飛び立ちし後にすなはち羽根を落とし、雌雄がペアになり巣になるかたを求め歩き回る。
されど、飛び立ちし殆どの羽アリは、やがて死に絶ゆなるが、生き残りしペアは2?3年のうちに数万より数十万の働きアリをかしづく。





